第7回日本在宅医療連合学会大会
日時: 2025年6月14日(土)~15日(日)
場所: 出島メッセ長崎 主催: 日本在宅医療連合学会
メインテーマ: 在宅医療の未来を語ろう ~2025年問題に向き合い、2040年に備える~
参加者別研修内容および感想
◎上野裕子(准看護師)
テーマ:「在宅ACPの違和感」について
在宅ACPに関する考察:訪問医師・看護師、病院の立場からACPに対する意見交換を行い、患者の価値観に踏み込む難しさを議論。患者と医療者の関係性が重要であり、価値観を共有することの難しさを再認識し、誰のためのACPなのか、再考する機会となった。
◎松永香織(准看護師)
ワークショップ:「看取り期の患者・家族との対話の仕方」
看取り期の患者・家族との対話で「解決できない悩みをどう受け止めるか」を学び、相手に寄り添う姿勢を重要視することが強調されました。特に「半径5メートルの人を気づかう習慣」が印象に残り、日常の中で人の苦しみに気づく感性を磨く重要性を実感。
交流会の経験: 診察後のフォローアップや看護師としての役割について意見交換を行い、患者の些細な変化を感じ取る力が看護師の強みであると再確認できた。
◎中村健吾(看護師)
ワークショップ:「在宅での透析終末期ケア」
腎不全患者の緩和ケアに関する実例を基に議論が行われ、特に「最期をどこで、どのように過ごすか」の選択におけるACPの重要性が強調された。
一般演題発表:「緩和的腹膜透析普及に向けた実践と地域連携の構築」
地域連携の強化と、在宅での腹膜透析を実現するための取り組みを発表。多職種の連携が地域医療の質を高めることを再認識した。
◎東桂史(医師)
ポスター発表: ACP(人生会議)を通じて、血液透析患者が自宅で最期を迎えることが可能だった症例について報告し、腎不全の終末期におけるACPの重要性を討議。
ワークショップ:「実症例から学ぶ在宅での透析終末期ケア」:
腎不全患者の終末期ケアの難しさと、腹膜透析への移行や在宅医介入の重要性を議論。
医療DXの導入: 在宅診療におけるデジタル技術の活用についても見識を深める機会となる。
総括
今回の学会を通じて、各参加者は在宅医療における新たな視点と課題に対する深い理解を得ました。特にACP(人生会議)の重要性と、患者との信頼関係を築くコミュニケーションの大切さが強調され、今後の看護・医療実践に活かすべき多くの学びを得ました。また、緩和的腹膜透析の支援体制や地域連携の構築についても議論され、在宅医療の質を高めるための具体的な実践方法を共有する貴重な機会となりました。
