腹膜透析勉強会 活動報告
日時:令和6年9月5日(木)15:00~16:00
場所:楠本内科医院2F サロン
担当者:PD担当看護師(岩本、仲野、古賀、齊藤)
参加者:訪問看護ステーションよりそい、訪問看護ステーションきのこハウス
在宅看護センター北九州、すずらん訪問看護ステーション、有料老人ホームコピーヌなかま
内容:①災害対策について
②エネループの充電方法、エネループを使用したつなぐの実際、つなぐの手動切り離し操作
③災害時持ち出しポーチの配布と内容
<全体を通して>
近年九州でも災害が多いため、連携する訪問看護ステーションを当院へ招き、腹膜透析の災害対策についての勉強会を行いました。まず、腹膜透析指導認定看護師の仲野さんよりスライドにて熊本地震の症例や東日本大震災の事例を紹介し、感染対策を考慮したPDや避難所での食事の工夫、災害時の連絡方法の確認を行いました。また、後半は株式会社ヴァンティブの近藤さんよりエネループの使用方法、手動でのつなぐ操作方法の説明、デモンストレーションを行っていただきました。
デモンストレーションでは、電池を使って切り離し接続できるエネループを利用した方法、電気が使えない場合には手動で行う方法を各ステーションへ共有することができました。また、PD担当内で災害時に必要最低限の物品を持ち出せるよう災害時持ち出し用ポーチを新たに作成、災害時患者カードをリニューアルしお配りしたところ、非常に好評でした。
今回の勉強会では、災害時の連絡方法や停電時の透析機器使用方法などを知っておくことの必要性や、日頃より患者さんへ災害時の指導を行うことの重要性を各ステーションへ共有することができました。
何より、災害時に患者さんが困らないよう平時より災害時の備えや指導を行うことが大切であることを再認識させられました。