2025年4月17日、M3.com主催の医療従事者向けWebセミナーにて、「医院継承×DXのリアル 〜伝統と革新を両立させる医院経営とは〜」をテーマに講演を行いました。

当日は、全国の医療関係者の方々に向けて、当院が取り組んできたDX（デジタルトランスフォーメーション）導入の経緯と実例をもとに、医院継承のなかでどのように伝統を守りながら革新を取り入れてきたかをご紹介いたしました。

講演内容（一部抜粋）

① 当院の紹介と継承の経緯

地域に根ざした医療を守りながらも、持続可能な経営を目指してDXを取り入れた当院の歩みを紹介しました。

② ITツールの導入歴と変遷

これまで導入してきたツールやシステムの移行、現場での反応、効果の変化について共有しました。

③ おすすめITツールと活用法

・デジスマ（受付〜会計の一気通貫化）

・kanaVo（医師の音声入力補助）

・ChatGPT（事務作業・文章作成支援）

・カイクラ（電話対応の記録・共有）

・タグサポ（発注業務の一元化）

・ケアびー（オンライン診療支援）

など、現場で実際に役立っているツールをご紹介しました。

④ 医療DXの意義と背景

・少子高齢化、慢性的な人手不足

・医師の働き方改革

・業務負担の増加とサービスの質の維持

これらの課題に対し、DXは医療の持続可能性を高める重要な鍵であると述べました。

DXがもたらす効果

■ 医療従事者への効果

• 作業効率の向上
• 労働環境の改善
• 心理的安全性の向上

■ 患者サービスの向上

• 診療の質的向上
• 待ち時間の短縮
• 満足度の向上

最後に

地域に必要とされる医療を将来にわたって提供し続けるために、医療従事者が働きやすい環境を整えることは不可欠です。

今後も当院では、現場の声に耳を傾けながら、DXの推進とともに、「やさしく、あたたかい医療」の実現に努めてまいります。