メニュー

第26回日本在宅ホスピス協会全国大会in浜松(中村)

[2024.02.03]

第26回日本在宅ホスピス協会全国大会in浜松

大会テーマ:緩和ケアで大切な対話力

2024年2月3日(土)9:00~16:00
場所:浜松市医師会館
シンポジウム
『多職種の要、患者の希望を叶えるTHPとメディカルスタッフの働き』
~未来を拓くTHPの使命と挑戦~
発表者:楠本内科医院在宅支援部 看護師 中村健吾

研修内容(全体を通しての感想)

今回の大会では、午前の部の上記テーマに関するシンポジストとして招かれ、THPとしての経験や知識を活かし、在宅医療に関する発表やシンポジウムでのディスカッションを行いました。この機会を通じて、当地域での在宅医療におけるTHPの重要性を強調し、腎不全の方々への取り組みや活動を報告・共有できました。全国各地で活躍されているTHPの方々の情報を得る中で、九州地域においても同様な課題や可能性があることに気づきました。2025年問題と多死社会への対応が求められる中、九州でのTHPの役割を再認識し、在宅医療の普及に向けて積極的な役割を果たしていかなければならないと感じました。

午後の市民公開講座では、緩和ケアに関する臨床と在宅の視点から小笠原先生をはじめ、それぞれの専門医からの講演を市民の方と一緒に拝聴させていただきました。
緩和ケアに関する歴史と議論、『有用な鎮静と有害な鎮静』についての貴重なお話もありました。病院死と在宅死においての人間の本質とは、生きる力とはなにかを考えさせられる講演でした。中でも特に感銘を受けたのが、緩和ケア病棟勤務医、対話コーチングのセミナー講師、作家の顔を持っておられる大坂巌先生の『在宅緩和ケアに必要な言葉』(言薬:ことぐすり)とは何かという講座でした。医師だけではない、関わる職種の言葉の力が、時に薬になり、人の心に響く、人を動かすということを痛切に感じ涙してしまった講座でした。言葉の素晴らしさと聴く(耳を傾ける)事のバランスの大切さを学び、これからの私自身の人生においても有益になる大変貴重な時間となりました。在宅緩和ケアで大切な対話力という大きなテーマを振り返り、このような機会に巡り会えたことを感謝しています。ありがとうございました。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME